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 3/20-22の貴重な3連休のド真ん中に低気圧が通るという残念な状況で、何とか雨は2日目の朝には治まるようなことなので久しぶりに山へと繰り出した。

 歩程は、1日目はお祭バス停から後山林道を歩き三條の湯で幕営。低気圧をやり過ごして2日目は水無尾根を三条ダルミまで上がり雲取山を目指す。残雪と天候しだいで奥多摩小屋で幕営か、先へ行けそうなら日陰名栗峰もしくは鷹ノ巣山で幕営。3日目は奥多摩小屋幕営なら鴨沢へ下り、日陰名栗峰もしくは鷹ノ巣山幕営なら奥多摩駅へ下る。
 低気圧は風雨共に強烈のようなので、分かっていながら石尾根に上がるのは気が引けるので三條の湯を起点にして様子を伺う予定を立てた。

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 それにしても1日目は天気が良い。これから大荒れになるとは信じ難い。奥多摩駅から臨時のバスが出なかったため後発バスと連絡待ちしたりとお祭バス停への到着は遅れたが、11月以来の山泊に興奮です。PACKを担いで歩くのが懐かしく感じそして今もまた歩いている事に嬉しかったり。出だしはぎこちない足取りが、肉体的には脳にぎこちなさを解決する案を要求し脳が体に具体策の信号を送るようなことを、そして精神的には今までのHikeの回想するようなことをしているといったことが執り行われている落ち着かない状況ではあったが、いつのまにかいつもの自然な自分の歩きになっていた。

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 気温が高い。かなり汗ばむ。GWくらいの陽気だ。2時間半を要し三条小屋へ到着。毎週走っていたので脚力が確実に付いたと実感。その成果は下山時に発揮されることになる。受付を済まし、立川駅から向かいに座っていた年配の方はここの人だったのかと軽く会釈を交わし、テン場へ一旦おり幕営を済ます。まだ水場は止めた状態だったので水を汲みに小屋まで上がる。と、先ほどの方が薪割をしておられる。もう何年も手伝いに通っているそうで御歳69歳。腕っ節は自分よりいい。しゃべりっぷりもね。小屋の前を通るたびに話しをさせていただき、鹿肉やイノシシの肉など振舞われるそうで是非元旦に来て欲しいとお誘いを受けた。70歳で引退するつもりみたいだから行きたくなっちゃうね。まぁその前には行くことになると思うけどね。

 陽が落ちて西には細い月。谷間の狭い夜空。薪を焚く匂い。山にいるっていいもんだなぁ。天気予報を確認して7時頃には眠りについた。

 夜半、叩きつけるような風と雨で起こされる。テントはメッチャ揺れるし、雨水がテントとグランドシート代わりのTYVEKシートの間に溜まってタップタップいってるし、BD Orbitは電池切れるし(予備電池は持ってます。)、ほとんど眠れず夜明けを待つ。

 夜明け頃は風も多少弱まったけど雨は降り続いている。レインウェアを上下着込みテント以外はPACKINGし、昨晩THERMOSに入れといたお湯をアルファ米に投入しといて、ラジオが入る小屋近くまで上がる。NHKの天気予報だと都市平野部では結構風雨の被害があったらしい。JR線も軒並み運転見合わせとなっているようだ。天気の方は今日一杯山間部も雷雨や風、雪で大荒れだということだ。小屋の人によるとまだバスは動いているだろうということなのでどうするか。もう一日ここで停滞するか、下山するか。おととしの富士登山のとき落雷で亡くなった方がいて身内を大いに心配させた一件があったので、下山することにした。

 テントに戻り仕込んでおいたアルファ米を急いで食し、雨が降る中テントを撤収して三條の湯を後にした。(湯沸しは時に時間がかかるし回数を減らす事に限界があるので沸かす時を選ぶ事にしてみた。早発ちするときは前日の夜にTHRMOSに湯を作っておくことにした。自分は燃費が悪いのか朝起きると腹が減って力が出ないので朝食は幕営地を離れてということができない。この件ではその方法が的中だった。湯沸しの要らない食料も検討すべきだとも思う。CUP NOODLE リフィルには不向きな温度のように思えた。)雨水を含んだテントがやけに重い(登山口まで公共機関を使う場合水を吸ったテントを運搬するのにゴミ袋は心もとない。テント用の防水PACKの携帯が必要だと感じた。ツェルトならまだいいかも)。こんなに重く感じるとは予想していなかった。林道に出た時点で一旦PACKを下ろし、水とナッツ&ドライフルーツを補給しながらバスの時間を再確認して鴨沢西バス停を一路目指す。三條の湯を発ったのは7:07。鴨沢西発のバスは9:30。ギリギリだ。これを逃すと1時間半バスはない。急いで林道を下る。時折強い日差しが出ては山に居ればよかったかなぁと思ったり突如暗くなっては早く下山した方がいいなと思ったりの繰り返しでバス停に辿り着いたのは出発5分前。(林道終点間近から鴨沢西バス停までのスパートは自分でも驚きの歩きだった。正に日々のRUNの賜物であると実感した)。何とか間に合いバスの中で着替えだなんだと身支度を済まし(乗車しているのは奥多摩駅まで自分ひとり)、奥多摩駅へ向かう。外は人っ子一人歩いていない。奥多摩駅からくるバスには乗客は一人もいない。ちょっとおかしいなと思い、恐らく電車が止まっているのだなぁと察する。案の定奥多摩駅に着くと途中で倒木の為奥多摩駅から御嶽駅間で運転を見合わせているとのこと。道路も激混みのようなので運転再開するまで待つことにする。

 電車が運転を再開したのは15:20。奥多摩に到着したのは10:10頃だから5時間10分待ち。天気もメッチャクチャいいし山にそのまま居続ければよかったかなぁと何度も思いましたよ。そのままいたらどんなだったかわからないけど。
 結果的に天気の情報にドタバタしてしまったなぁという感じです。天気が荒れると分かっていたのだから、天気の状況で三條の湯で2泊して下山するとそこまで家の者に伝えておけばよかったとも思う(歩程は地図と共に今回に限らずいつも伝えております)。小屋に泊まってもいいのだけどその一言を伝えていなかったのが引っ掛かって下山した。

 今になって思うとそんなに大げさな事ではなかったような気もしてくるし、もうちょっと想定を詰めておけばバタバタにならなかったのかもしれない。でもそんな中でも人を下界に残してくるということ、一人で入山するということ、山にいるということをとても意識させられたHikeで他にも収穫が多く充実した山だった。


 
 3連休の残った一日は、午前中に近所の広場でテントを干したり諸々道具類を手入れしました。

 やっぱり山に居ればよかったかなぁ。

 こんなにいい天気なのだから・・・。
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詳しい歩程・画像はこちら → SUGISI の軌跡
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by sugi_si | 2010-03-22 19:29 | 足跡
奥多摩・奥秩父は東京都の水源ですから、それ以上は知らないというのも何だなと思いちょっと検索してみた。

ご近所の多摩川。多摩川の名脇役というのがあるらしく見てみると、それは歴史ある土木資産だそうです。
28箇所挙げられてますが、目にとまったのは「24.まいまいず井戸」。
というのは、(以下抜粋です。画像も拝借。)

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「まいまいず井戸」は武蔵三井戸の1つで東京都の指定史跡にもなっています。まいまいずとは多摩地方の方言でカタツムリのことを言いますが、井戸に向かって降りる通路の形がかたつむりに似ていることからこの名前が付けられました。また、この井戸の断面の形から「漏斗じょうご状井戸」や、降り下る通路が敷設されていることから「降り井(下り井)戸」とも呼ばれています。
 「まいまいず井戸」とは固有名詞ではなく、武蔵野のように脆い土壌に井戸を掘るとき螺旋状に掘り下げていくことからこのような名前で呼ばれています。

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まずすり鉢状の大きな穴を硬い地盤に到達するまで掘り下げて、硬い地盤に到達してから井戸を掘るのが安全な方法だったようです。
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地表面から井戸に向かって2周する螺旋状の井戸道が約40mあり、井戸ができても水汲みには苦労を伴いました。

40m螺旋状に2周下って水を担いで上がるのはそりゃ大変でしょ。

奥多摩小屋のテン場を思い出しますよ、下にある水場。やっと辿り着いて下るのか~い。

水源についてはおいおい。
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by sugi_si | 2010-03-14 19:21 | 雑記